【毎月の防災・減災チェック】非常持ち出し袋を作ろう<2011年10月>

非常持ち出し袋を準備しようと思っています。

銀色の、いかにも非常持ち出し袋みたいなセットを用意しようかなと思っていたところ、ちょうど叔母から使わなくなったリュックをもらったのです。「非常のものいれておいて、これもって逃げるようにしたら?」ということでいただいたものなので、ほかにも使わないバッグを探してきて、家族3人分の非常持ち出し袋を作ってみることにしました。

とりあえず、この3つに、家族3人分それぞれの着替えを入れてあります。あと、500mlの水を2本ずつ。

今のところはそれだけですが、これから徐々に中身を充実させていこうと思います。毎月1日を目安に、すすめていきたいと思っています。

毎月1日をわが家の防災デーと決めました!

今年2011年は、3月11日の東日本大震災、福島第一原子力発電所の事後、その後の計画停電、なかなかやまない余震、そして9月には驚異的な豪雨で紀伊半島をはじめ各地に甚大な被害をもたらした台風・・・と、災害の驚異を目の当たりにした年でした。

かつでの関東大震災の経験を忘れないため、9月1日は防災の日として、さまざまな防災に関する啓発運動が実施されます。

子供のころから「そろそろ避難訓練あるのかなあ?」と軽く過ごしてきた日でした。今年は、東日本大震災のせいでその意識が全く違っていました。

ちゃんと備えをしなければ。そんな風に思っていたところに、台風が襲ってきました。

こんどこそ、本当に準備をしていきたいと思います。

なかなか、避難専用のグッズを買いそろえることは難しいのですが、これまで使ってないものを活用したり、普段の在庫を増やしたりといった、手をつけやすいところから少しずつ準備していこうと思っています。

いろいろ情報を集めて、勉強しながら、ものだけでなく、心構え、バラバラになったときのための家族の約束など、一歩ずつ確実に備えていきたいと思います。

政府の復興構想会議が提言する『減災』とは

NHK 山﨑登解説委員による『減災』の解説です。

解説委員室ブログ:NHKブログ | おはよう日本「ここに注目!」 | ここに注目! 「防災から減災へ」

お伝えしているように、今日で大震災から4カ月です。先日、政府の復興構想会議が、今後は「減災(げんさい)」の考え方が重要だと提言し、「減災」が災害対策のキーワードになってきました。山﨑解説委員に聞きます。

行政で取り組む街作り、防災設備に加え、すべてを行政任せにしない住民の取り組みが重要との解説です。

たとえば、ある地域で行政が決めた避難路では避難に時間がかかると考えた住民が、道のない場所に独自に避難路を整備した地域もあるそうです。

東日本大震災での復興計画においても、被災地で減災の考え方を活かした町づくりを進めるとともに、被災地以外の全国の自治体や地域でも防災への取り組みや住民の意識向上に努める必要があります。

防災から減災へ

災害対策・防災の新しいキーワードとして「減災」が注目されています。

災害が起きたとき、さまざまな工夫によって、その被害を小さく抑えることができます。これまでの行政任せのイメージが強い「防災」から、それぞれが主体的にすすめる「減災」という言葉で、自主的な防災、災害への備えを広めていこうという機運が高まっています。

このサイトでは、個人でできること、家族でできること、地域でできることを私が勉強しながら、少しずつ情報を集めていきたいと思います。

もし、災害に襲われたとき、私たちはなにをすればよいのでしょうか。そのときに、慌てず自分にできることをきちんとこなし、命を守るため、家族を守るために、しっかりと準備をしておきたいと思います。