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【朝日新聞】津波予測 市中心部も被害<神奈川県>

地震の被害想定を再検証している神奈川県は11月24日、新たな津波の浸水域を沿岸の市町に示し、その中で室町時代の明応地震など過去の大地震をもとに想定し直した結果、横浜市や鎌倉市などの中心市街地が浸水する可能性があることを指摘したことが報道されています。



asahi.com:津波予測 市中心部も被害-マイタウン神奈川

 鎌倉市では「明応地震」なみの地震が発生した場合、最大12メートルの高さの津波がくると想定。その場合、津波はJR鎌倉駅を越えて、海岸から約2キロ離れた鶴岡八幡宮まで到達。中心市街地の大部分が浸水する。鎌倉大仏にも津波が達する可能性がある。
 隣接する逗子市でも、JR逗子駅や市役所がある市中心部の一帯が浸水する。津波は、葉山港から3キロ以上離れた東逗子駅まで達するという。
 横浜市や川崎市では、江戸時代に起きた「慶長地震」が再来した場合に被害が最も大きい。最大4メートルの津波がきて、横浜市中区、神奈川区や鶴見区、磯子区、川崎市川崎区の市街地や、火力発電所や石油貯蔵施設なども林立する工業地帯の多くが浸水域になる。
 横浜市では、横浜スタジアムやJR横浜駅などにも達し、地下街にも被害をもたらすおそれがある。金沢区でも京急金沢文庫駅周辺の市街地まで浸水。川崎では、JR川崎駅の約1キロ海寄りの川崎競馬場近くまで達するという。

県では「慶長地震」「明応地震」に「元禄地震と他の活断層との連動地震」を加えた過去の三つの地震ごとに、最大クラスの浸水域を想定。12月上旬までに公表する予定だそうです。


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