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【中日新聞】来月富山でW上映会 「大津波のあとに」 「槌音」

東日本大震災の被災地を描いたドキュメンタリー映画二作品「大津波のあとに」「槌音(つちおと)」の上映会が、二月十一日に富山市総曲輪のフォルツァ総曲輪で開催されます。



中日新聞:来月富山でW上映会 「大津波のあとに」 「槌音」:富山(CHUNICHI Web)

 映画は森元修一監督の「大津波のあとに」(七十四分)と大久保愉伊(ゆい)監督の「槌音(つちおと)」(二十三分)。いずれの作品も昨年八月に公開され、十月には山形国際ドキュメンタリー映画祭に出品された。
 両監督は知り合い同士。森元監督によると、両作品を一緒に上映するうちに口コミで評判が広がり、全国各地の市民団体や劇場が上映会を開いている。
 大津波のあとには、森元監督が昨年三月下旬から約二週間、宮城県内に入り、制作した。津波で百八人の全校児童のうち七十四人が死亡・行方不明となった石巻市大川小学校などを題材に撮影。子どもたちや行方不明の家族を捜す被災者の姿などを追った。
 槌音は、大久保監督が震災直後、出身地の岩手県大槌町に戻り、取り組んだ。作品は、震災前の映像も交えながら、震災前後の大槌町や自身の家族の姿を描いている。
 森元監督は「見る人に、その場に立っているように感じてほしかったので、映像には音楽もナレーションも付けていない。時間や距離が離れると記憶は薄れがちになる。被災地の一部分だけでも、映画を通じて感じてもらえれば」と話している。上映会を企画した東北AIDの中川みさこさん(41)は「被災地に行っていない人にも、被災者の大変な状況を実感してもらいたい」と話している。
 東北AIDは、被災地に物資を送るなどの支援活動をしており、上映会の収益は、活動の資金にする。
 上映は午前十時半、午後一時、午後三時半、午後六時からの四回。チケットは一般千五百円(前売り千円)、小中高校生五百円。フォルツァ総曲輪などで扱っている。問い合わせは、中川さん=電090(4328)6994=へ。

企画した被災地支援団体「東北AID」(富山市)は「県内の人に被災地の状況を知ってもらいたい」と、来場を呼び掛けているとのこと。上記の記事中に問い合わせ先が掲載されています。


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