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【朝日新聞】津波に備え「ノアの方舟計画」 四国に救命艇千隻配備へ

国土交通省四国運輸局で、東南海・南海地震で予想される巨大津波に備え、数年がかりで25人乗りを1千隻配置し、2万5千人が避難できる態勢をめざす「現代版・ノアの方舟(はこぶね)」計画が進められることが明らかになっています。



朝日新聞デジタル:津波に備え「ノアの方舟計画」 四国に救命艇千隻配備へ – 社会

 国土交通省四国運輸局は、東南海・南海地震で予想される巨大津波に備えて、四国沿岸部の老人施設や保育所に救命艇を配備する計画を発表した。「現代版・ノアの方舟(はこぶね)」として、数年がかりで25人乗りを1千隻配置し、2万5千人が避難できる態勢をめざす。自治体や有識者、造船会社による検討会を29日に設置する。

 大型船舶に設置が義務づけられている現在の救命艇を改造する。素材は繊維強化プラスチック(FRP)で、高さ20メートルの津波から落下しても衝撃に耐えられる。さらに船底を重くして横波を受けても元の体勢に戻る復元力を強化し、船内に設置した浮袋で高さ10メートル以上の津波でも沈まないようにする。食料は数日分積み込む。

 想定では1隻約300万円。四国運輸局の丸山研一局長は「救命艇なら数分で逃げ込むことができる。今ある救命艇の技術を生かしたい」と話す。

複雑な海岸線で、道路・線路網が破壊されたときに頼りになるのは、海からの輸送力です。
日本の海岸沿いで、このような整備が進められることを望みます。


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