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【河北新報】復興へ、力強く咲け 曹洞宗が被災寺院に桜植樹へ「復興祈願桜プロジェクト」

東北地方の太平洋沿岸で被災した寺院に桜を植樹する「復興祈願桜プロジェクト」が始まります。



河北新報ニュース 復興へ、力強く咲け 曹洞宗が被災寺院に桜植樹へ

東北の太平洋沿岸地域に多くの檀家(だんか)を有する曹洞宗は、東日本大震災で被災した寺院などに桜を植樹する「復興祈願桜プロジェクト」を始める。復興に向けた長い時を共に歩む象徴として、寿命の長いエドヒガンザクラを数百本植える予定。山形県白鷹町に住む「日本さくらの会」のさくら専門委員金田聖夫(さとお)さん(79)が、全面協力する。
 プロジェクトは曹洞宗の大本山、永平寺(福井県)と総持寺(神奈川県)が連携し、実施する。金田さんが、山形県の指定天然記念物「薬師桜」の苗木を10年ほど前に両大本山に植樹した縁から、昨年末に本山側が苗木を被災地に届けたいと相談し、金田さんも快諾した。
 薬師桜は白鷹町にある樹齢約1200年のエドヒガンザクラ。金田さんは何年も前から苗木を畑で育て、各地の桜植樹事業などに協力してきた。
 畑には現在、発芽した苗に薬師桜の枝を接いだ高さ約1メートルの分身木が150~160本あり、金田さんが2メートルほどに育てて生育を安定させ、11月ごろ総持寺に送る。これとは別に、この春発芽する10センチほどの若芽(二世木)200~250本を6月ごろ総持寺に送る。

植樹した薬師桜が花開くには7~10年かかるそうです。両大本山は「復興への道のりは1年や2年で終わるものではない。みんなで長く記憶にとどめ、強い絆を長く結んでいくシンボルとして、エドヒガンザクラに着目した」とプロジェクトの狙いを説明しているとのこと。

長く心に残るプロジェクトとなりそうです。


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