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【日経新聞】太陽光・コンセント両対応の蓄電装置 アーステックが家庭向け

株式会社アーステックが開発した家庭向けの蓄電装置の情報です。



太陽光・コンセント両対応の蓄電装置 アーステックが家庭向け  :日本経済新聞

 電子機器の開発製造を手掛けるアーステック(三島市、中嶋克己社長)は、太陽光パネルから充電できるハイブリッド型蓄電装置を開発した。停電時も充電できるため、大地震などで長時間、電源確保が難しい場合に役立つ。他社の蓄電装置と比べて低価格・軽量化を実現したため、一般家庭向けに販路を拡大。初年度100台の受注を目指す。

 アーステックが開発した「ハイブリッド型蓄電インバーター ECI―15」は容量が150ワット。専用充電器をコンセントに接続することで装置本体を充電できる。さらに縦50センチ・横30センチの太陽光パネルを本体に装着すれば太陽光からの充電も可能。フル充電すると40ワット相当のLED電球で約25時間、22型液晶テレビで約2時間使用できる。

 装置本体には100ボルトコンセントのほか、USB用の接続口も備えている。照明を使いながら、USB機器経由で携帯電話を充電することも可能だ。内蔵電池には携帯電話などで使用されるリチウムイオンポリマー電池を取り入れ、本体の重量を3.2キログラムに軽量化した。多くの蓄電装置で使われる鉛蓄電池と比べると、同じ出力で4分の1程度の重さという。

 大きさも高さ11センチと小型で、移動が簡単にできるよう取っ手も付けた。価格は一般家庭での使用を念頭に、太陽光パネルとLEDスタンド付きで7万円程度(オープン価格)に抑えた。他社の同出力の蓄電装置と比べ4割程度安くなっている。

 アーステックは2000年に設立。県内外の大手メーカー向けに、プリンター機器の企画開発やOEM(相手先ブランドによる生産)を手掛けてきた。今回の蓄電装置は、東日本大震災で携帯電話の充電が課題となったことを受け、自社ブランド商品として開発に着手。昨年11月に試作品が完成し、今月から代理店を通じて全国販売することになった。

 中嶋社長は「プリンターなどの開発で培った電子回路の技術が、蓄電装置の小型・軽量化でも役立った」と話す。アーステックの11年9月期の売上高は1億1千万円。

一気に普及が進むといいですね。
まだまだ高価なのが残念ですが、さらに安価になっていくことを期待しています。


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