女優の紺野美沙子さんが主催する「朗読座」とあしなが育英会による「東北応援公演 さがりばな」の公演についてのニュースです。
河北新報ニュース 紺野美沙子さん主宰グループ、名取の仮設住宅で東北応援公演
俳優の紺野美沙子さんが主宰するパフォーマンスグループ「朗読座」とあしなが育英会が25日、「東北応援公演 さがりばな」を宮城県名取市の愛島東部団地仮設住宅の集会所で開いた。
舞台は紺野さんの朗読とピアニスト中村由利子さんの演奏、写真家横塚真己人さんの映像で構成されている。横塚さんの作品「さがりばな」を元に作られた。
サガリバナは沖縄県八重山諸島に分布している。美しい花を付けるが、夜に咲いて翌朝には散ってしまう。舞台では、サガリバナの「サラ」が自身のはかない運命にとまどいながらも、精霊との対話などを通じて、命の循環の中にいる自分を受け入れていく。
「命のつながり」をテーマに描かれており、住民は引き込まれるように鑑賞していた。愛島東部住宅自治会の遠藤一雄会長は「元気をもらうことができた。感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔で語った。
舞台の前には、ゲームなどで紺野さんと住民が交流した。
心温まる芸術的な復興支援・ふれあいのイベントだったようです。