減災.net ブログ » ニュース

【河北新報】NPO法人20世紀アーカイブ仙台の写真記録集「3.11 キヲクのキロク」発刊

宮城県仙台市のNPO法人「20世紀アーカイブ仙台」から明日3/1、写真記録集「3.11 キヲクのキロク」が発刊されることについての河北新報の記事です。



河北新報 東北のニュース/写真1500枚震災後を語る NPO、記録集あす発刊

 東日本大震災後の市民生活などを捉えた写真と動画を収集しているNPO法人「20世紀アーカイブ仙台」(仙台市)が3月1日、写真記録集「3.11 キヲクのキロク」を発刊する。震災当日から約9カ月後まで、県内で撮影された約1500枚の写真を収録。被災生活を振り返る貴重な資料になっている。

 阪神大震災で散逸した写真が多かったことを教訓に、アーカイブ仙台は震災直後の昨年3月22日から短文投稿サイトのツイッターなどを通じて提供を呼び掛け、4月4日にインターネット上で公開を始めた。これまでに写真約1万8000枚が集まった。
 収録写真は、市町村別に日付順で紹介。地震で棚が崩れた仕事場、ろうそくの明かりの下での食事、食料の買い出しに並ぶ人の列、住宅地に現れた震災ごみ集積所…。ライフラインが途絶えた状況での市民生活や、復興に向かい始めた被災地の風景も収められている。
 写真とともに、写真提供者50人の体験談も収録。過去に仙台平野を襲った津波の記録や浸水域を示す地図も併載した。
 出版資金を得るために、黄色のバンダナを作り、協力を呼び掛けた。編集作業に当たったアーカイブ仙台の佐藤正実副理事長(48)は「携帯電話の普及で、今回は市民みんながカメラマンになった。ニュースでは報じられないが、市民ならみんなが共感する場面ばかり。撮影者の体験も合わせ、貴重な記録になった」と振り返る。
 初版3000部発行。A4判330ページで2100円。仙台市内の主要書店で取り扱う。連絡先はアーカイブ仙台022(387)0656。

仙台市内の書店なら手に取ってみることができるようですね。


Comments are closed.