【河北新報】「3.11大震災から何を学ぶか―被災現場からの声」震災後の耕作、課題探る 東北農業経済学会 仙台でシンポ

2011年11月26日、仙台市青葉区の仙台市青葉区の東北大大学院農学研究科で、東北農業経済学会(会長・青柳斉新潟大教授)のシンポジウム「3.11大震災から何を学ぶか―被災現場からの声」が開催されたことが報道されています。
Continue reading …

【イベント】東日本大震災心理支援Workshop in Kyoto:日本ブリーフセラピー協会

京都教育大学で開催される東日本大震災心理支援ワークショップの情報です。
Continue reading …

【報道】阪神大震災・東日本大震災の前にラドンガスの濃度が急変。予知に活用も

地震予知にラドンガスが役に立つかも!?という面白いけれど期待したいニュースです。

震災前にラドンガス濃度急変、予知に活用も 神戸薬科大、東北大などのグループ(1/2ページ) – MSN産経west

 東日本大震災の発生前に、大気中のラドンガス濃度が昨年6月から半年間増加していたことが、東北大と神戸薬科大、福島県立医大の研究で分かった。12日から静岡市で開催される日本地震学会で発表する。研究グループは「今後の地震予測に寄与する可能性がある」と期待を寄せている。

阪神大震災の際も今回の震災と同様に、地震発生の前年から、ラドン濃度に異常な増加が認められたのだそうです。今後、実用化につながるといいですね。

【イベント】東北大学:国大協防災・日本再生シンポジウム「放射性物質の拡散と大学人の役割」

東日本大震災以降、放射性物質拡散状況について、測定・解析・予測、および、情報発信 (啓蒙活動)が、多くの大学・研究機関、研究者により自発的に行われています。

こうした研究者の実践についての紹介や、不確実な科学的状況でのリスク評価と意思決定への研究者のコミットメントについての公開討論会が予定されています。

東北大学大学院理学研究科・理学部 教育研究支援部 アウトリーチ支援室 – 【市民向け企画案内】国大協防災・日本再生シンポジウム「放射性物質の拡散と大学人の役割」

日時:11月13日(日) 午後
場所:仙台駅周辺

登壇予定者:
谷畑勇夫先生(大阪大学核物理研究センター)
福本 学先生(東北大学加齢医学研究所)
岩崎俊雄先生(東北大学大学院理学研究科)
花輪公雄先生(東北大学大学院理学研究科)
田村裕和先生(東北大学大学院理学研究科)

このイベントは市民向け講演会で、詳細については後日(10月中旬頃)掲載とのことです。

【イベント】東北大学:防災・日本再生シンポジウム:2011年東北地方太平洋沖地震はどのような地震だったのか? −これまでにわかったこと,これからの課題−

東日本大震災の被害の大きさを目の当たりにし、その悲しみの中で、東北大学大学院理学研究科の立場でできること、しなければならないこととして、今回の東北地方太平洋沖地震がなぜ,どのようにして起こり,そして,何なぜそれを事前に想定できなかったのかを明らかにすることだと考えているそうです。

このシンポジウムでは,これまでの半年の研究で明らかになってきたことについて,被災された方々をはじめ市民の皆様にわかりやすく伝えることを目指しているということです。

東北大学大学院理学研究科・理学部 教育研究支援部 アウトリーチ支援室 – 【市民向け企画案内】防災・日本再生シンポジウム:2011年東北地方太平洋沖地震はどのような地震だったのか? −これまでにわかったこと,これからの課題−

◆日時:平成23年10月22日(土)13時00分〜16時30分
◆場所:仙台国際センター 白橿(定員約120名) 地図
◆入場無料
◆事前申し込み 受付WEBフォーム

当日参加も可能ですが、事前申し込みの方が優先となるとのこと。

地震とは大地が割れる現象(断層形成)です。どんなふうに割れて、どんなふうに揺れが伝わるかをあらゆる観測装置を駆使して知ることに長けているのが地震学です。一方で、大地に何が起こったかを読み解くことに長けているのが地質学です。いつどれくらいの大きさの地震が起きていたのかを知ることには地質学が長けています。研究者だけでなく、その大地で生活するひとりひとりの方が、その両方の視点をもっていただく機会になれば幸いです。ぜひ、足をお運びください。

ということで、東北地方太平洋沖地震がどのような理由で発生し、どのような現象を引き起こし、このような被害をもたらしたのか、学術的な内容から東日本大震災を理解したい方は参加してみてはいかがでしょうか。

【報道】東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」始動

東北大学防災科学研究拠点の東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」が、文部科学省や日本IBMなど産学官連携で本格始動したことが報道されています。

ロボットポータル-ロボナブル-東北大、震災アーカイブプロ始動、情報基盤システムの構築へ

 東北大学防災科学研究拠点は、文部科学省や日本IBMなど産学官連携で、東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝(しんろくでん)」を本格始動した。震災の多様・大量の記録を収集し、東海大地震などの対策に生かす情報基盤システムを構築。これをもとに行政や企業の防災・減災システムとの連動、防災教育の情報提供、地震・津波災害の研究支援などを手がけていく。

 みちのく震録伝は、次の5つから構成されるとのこと。

  • 「基盤システム」
    災害の記憶や記録、事例、知見を記録する
  • 「SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)」
  • 「アーカイブ基盤を社会展開するシステム群」
    アーカイブ基盤を利用し、かつ復興・防災・減災コミュニティ形成に役立てる
  • 「外部連携」
    公開APIを介して、派生的に検索および横断的な連携をする
  • 「研究支援」
    シミュレーションや分析、解析等の支援を行う

 期間は10年間。これらの機能により、災害発生以降の被災地の復旧復興を時間的に、また東北地方の沿岸部から内陸部まで空間的に記録し、発信し続けるそうです。

さらにここから復興・防災・減災コミュニティを形成するSNSを展開。さらに、公開したAPIを介して自治体、企業、観光産業、教育機関などでの社会展開、シミュレーションや分析・解析の研究支援などを展開するとか。

今後の災害での防災・減災へ生かされることが期待されます。

【報道】東北大が災害研設置へ:復興や減災研究

東北大学で「災害科学国際研究所」が設置されることが発表されたと読売新聞に掲載されています。

震災教訓に、復興や減災研究…東北大が災害研設置へ : 震災情報 : 東日本大震災 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 東北大の井上明久学長は13日、「災害科学国際研究所」を来年度に設置すると発表した。

 研究者が文系、理系の枠を超えて結集。大震災で得られた知識や教訓に基づき、被災地の復興や国内で起きる可能性がある災害の被害軽減に向けて研究する拠点となる。

 リスク研究や都市再生、災害医学など6部門からなり、専任と兼任合わせて、国内外の研究者80人を配置する。津波と噴火などの複合災害、被災地支援、災害対応の医療を主なテーマとする予定。国内外の研究機関や被災自治体と連携する。

文系・理系の枠を越え、国内外の研究機関や被災自治体と連携するとのこと。

近年、 869年の貞観津波や1611年の慶長津波などのこれまであまり知られていなかった歴史的な災害についても明らかになってきています。人々の記憶に残る被災の経験とあわせ、今後の復興、防災、減災に役立つ研究となることが期待されます。