【47NEWS】盛り土道路に減災効果、仙台平野 津波2m未満の地域3倍に

東日本大震災の被害の状況から、盛り土道路が減災に効果があるとして、今後の復興計画に影響を与えそうです。

盛り土道路に減災効果、仙台平野 津波2m未満の地域3倍に – 47NEWS(よんななニュース)

東日本大震災で津波に襲われた仙台平野の防災対策を検討している宮城県は16日、海岸堤防に加えて盛り土構造の道路や鉄道による「多重防御」を実現すれば、最大級の津波に対しても堤防だけの場合の3倍近い区域で、津波の高さを2メートル未満に抑えることができるとの予測をまとめた。

 道路の盛り土部分が「第二、第三の堤防」となり津波の勢いをそぐようです。仙台平野での被害の状況を確認すると、津波が2メートル未満の地域の住宅はほとんど流失や倒壊を免れているとのこと。盛り土道路で津波の勢いを十分に弱めることができれば、命を守ることにつながります。高台がない平野部の津波対策を進める各地の自治体にとっても参考となると締めくくられています。