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【報道】中央防災会議〜5分以内に避難できる街を〜

東日本大震災を受けて地震・津波対策を検討している中央防災会議の専門調査会では、2011年9月24日に会合を開き、この意見を踏まえ28日に最終報告書として防災相に手渡すことにしているとの報道がありました。

原則として5分程度で避難を完了できる街づくりを目指すべきとの意見で一致しているとのこと。

5分以内に避難できる街を~中央防災会議 | 日テレNEWS24

 また、今後発生が予想される東海、東南海、南海地震では、地震発生後5分から10分程度で大津波が太平洋沿岸に押し寄せる可能性がある。このため、「原則として5分程度で高台や安全な避難ビルへ逃げることができる街づくりを目指すべき」と報告書に記載することで意見が一致した。

東日本大震災では、避難途中に渋滞に巻き込まれて多くの人が死亡したことから、これまで原則禁止としていた自動車を使った避難方法について議論が重ねられたとのこと。しかし、地域によっては車を使わないと早く避難できない場所もあることから、自治体ごとにさらに議論を重ねることが必要との意見が出されたそうです。

すれ違いができないような狭い道が入り組んでいる町もあります。そんな中に住んでいる高齢者、障がい者の避難方法を考えると、自動車の利用も考慮の上、検討していただきたいと思います。

 


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