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【ASCII.jp】太陽光発電を利用した“電源自立型”通信サーバを産学連携で開発――東京工科大学

東京工科大学コンピュータサイエンス学部の田胡和哉教授の研究室で、「首都圏情報産業特区・八王子」構想推進協議会(サイバーシルクロード八王子)、八王子市内の数社と連携し、停電などにより通信インフラが途絶した環境下でも自立独立型で稼働できる、安全安心のサーバを共同開発されたと発表されています。

10月26~28日に東京ビックサイトで開催される「産業交流展2011」で、この成果を発表されるそうです。



ASCII.jp:太陽光発電を利用した“電源自立型”通信サーバを産学連携で開発――東京工科大学

 IeTは太陽光発電と無線通信機能を有し、屋外の環境下にあっても優れた防水性、防塵性、耐熱性を備えた、全く新しいかたちの製品である。本製品を設置することにより、災害時でも多くの情報をリアルタイムに配信することが可能になる。
 また、100V電源や固定の通信回線等の配線を不要とすることで、災害等の緊急時に限らず多様な用途へ展開が可能なため、スマートフォンの爆発的な普及とともに、クラウドを活用した新しいサービスが生まれる契機になると考えている。

2011年3月11日に発生した東日本大震災では、通信・電源インフラに係る災害リスクの大きさを身を持って感じたことから、「何とか再生可能エネルギーである太陽光の技術によって解決できないか」と考え、今回のIeTの開発に至ったとのこと。

八王子市では、昨年にスタートした「Android City 八王子」構想の掛け声のもと、スマートフォン等の新しいデバイスを活用したサービスを生み出すプロジェクトを展開しており、東京工科大学とソーバス(株)、ナカツー(株)、サイバーシルクロード八王子が連携して開発を続け、今回の発表にまで研究がすすんだそうです。

問い合わせ先は上記ページにも掲載されていますが、下記の通りです。

4.開発メンバー、問い合わせ
【開発プロジェクトメンバー】
・東京工科大学 田胡和哉研究室(八王子市片倉町1404-1)
   http://www.teu.ac.jp/
・ソーバス株式会社(八王子市明神町2-27-6 7F)徳重和雄社長
   http://www.sorbus.co.jp/
・ナカツー株式会社(八王子市中野上町2-24-22)加藤信之社長
  http://www.tokyo-nakatu.co.jp/
・サイバーシルクロード八王子(八王子市明神町2-27-6 4F)
  http://www.cyber-silkroad.jp/
【販売】
・ミカサ商事  http://www.mikasa.co.jp/
【製品についての問い合わせ先】
 サイバーシルクロード八王子 岩月 達男(いわつき たつお)
 TEL: 042-639-1009
 FAX: 042-639-1008

災害の時にも心強い技術がどんどん開発されていることに、励まされる思いです。


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