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【中日新聞】大地震・大津波テーマに研究発表 湖西の生涯学習講座・生涯大学海鳴学園<静岡県湖西市>

静岡県湖西市の生涯学習講座・生涯大学海鳴学園の「ふるさと研究発表」が18日、湖西市新居町の老人福祉センターであり、参加3年目の「大学院生」の市民21人が「大地震・大津波の災害と対策」と題し、地域の歴史や現状の課題などについて研究成果を発表したことが報道されています。



中日新聞:大地震・大津波テーマに研究発表 湖西の生涯学習講座・生涯大学海鳴学園:静岡(CHUNICHI Web)

東日本大震災後、地域の災害史を基に対策を提言しようと、歴史上の記録のまとめと現状課題の2つの研究班に分かれ、それぞれ古文書を読み解いたり、専門家に取材したりしたほか、史跡を訪ね歩いた。
 片山進班長ら11人は、江戸時代から昭和にかけて市内を襲った大地震・大津波の記録を検証。1707年の宝永地震による津波で東海道・白須賀宿が沿岸部から高台に移転したことを、「幕府の英断を今の政府も見習うべきだ」と紹介した。
 一方の永沼俊明班長ら10人は、オリジナルの浸水・液状化マップを作るなどし、今後起こり得る連動型の大地震に備える心構えや課題を示した。

特に津波被害が心配されている湖西市の新居町では、近年になって沿岸部で土地利用が進んだことに対し「過去の地震・津波で致命傷を受けたことを忘れている」と指摘しており、「市民は危険な地域に住んでいることに気付くべきだ」と強く意識することが促されていました。


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