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【中日新聞】塩尻市、震度分布や全壊率公表 作製中のハザードマップ<長野県塩尻市>

長野県塩尻市が作製中のハザードマップで、地震による地域別の揺れやすさや建物の全壊率を公表することが報道されています。東日本大震災以降、地震発生確率が高まっているとされる牛伏寺断層を抱える特性や住民の防災意識の高まりから踏み切ったもの。



中日新聞:塩尻市、震度分布や全壊率公表 作製中のハザードマップ:長野(CHUNICHI Web)

 発生を想定するのは糸魚川静岡構造線、牛伏寺、信濃川、伊那谷、霧訪山、境峠・神谷の各断層による地震と東海地震の7件。市が2003年度に実施した防災アセスメントによるデータと各地震の予測震度を組み合わせ、最大となる震度分布を推定。震度7から4まで6段階で地図上に表す。
 建物の全壊率は、固定資産税台帳の住所、建築年度、構造のデータを基本にした。最大震度での全壊率を0~5%未満から30%以上までの5段階で割り出した。
 揺れやすさ、全壊率とも、地域ごとの1万分の1の地図に50メートル四方の網目(メッシュ)で表示。住民や事業所などが、自分や周辺の危険度を明確に把握できる。
 市消防防災課は「耐震補強や地域の防災対策の目安になる」と期待する。

 一方で、不安をあおったり個人情報に触れたりする恐れもあり、同課は「全壊率50%以上の公表も検討したが、控えた」と説明しています。今後はハザードマップの完成後に地区別に開く住民説明会で丁寧に説明する方針とのこと。2012年3月中旬、市内全戸に配布するほか市ホームページでも公開する予定だそうです。


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