減災.net ブログ » ニュース

【MSN産経】【東日本大震災】明治三陸地震の2.5倍の力 津波、釜石防波堤に

東日本大震災の大津波により損壊した釜石港(岩手県釜石市)の湾口防波堤には、過去の大津波の約2.5倍の力が加わっていたことが27日までの港湾空港技術研究所(神奈川県横須賀市)の分析で分かったことが報じられています。



【東日本大震災】明治三陸地震の2.5倍の力 津波、釜石防波堤に – MSN産経ニュース

 東日本大震災の大津波により損壊した釜石港(岩手県釜石市)の湾口防波堤には、1896年の明治三陸地震で起きた大津波の約2.5倍の力が加わっていたことが27日までの港湾空港技術研究所(神奈川県横須賀市)の分析で分かった。

 津波が防波堤に衝突する際には、少なくとも内側との水位差分の力がかかるが、今回釜石港では津波が防波堤を乗り越えたことで、水位差より大きな力が発生したとみられる。

 研究所の有川太郎上席研究官によると、津波が防波堤を越えて内側に流れ込んだ際に大きな渦などが発生、単純に水が押し寄せた場合より力が増大した。防波堤の海側と内側との水位差は約8~9メートルだったが、実際にかかった力はそれより10~15%程度大きかったとみられる。有川上席研究官は「防波堤は、一定の力を超えると壊れ始め一気に崩壊してしまう。徐々に壊れるような粘り強い構造が必要だ」と話している。

こうした研究成果も今後の防災対策に反映されていくのでしょうね。


Comments are closed.