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【北海道新聞】震災振り返り、備え研究 釧路

北海道釧路市で、昨年の震災後の対応を振り返り課題を考える市民講座が開かれたことが報じられています。



震災振り返り、備え研究 釧路-北海道新聞[道東]

 【釧路】釧路管内の医療、福祉分野の関係者が昨年3月の東日本大震災の対応を振り返り、課題を考える市民講座「震災の教訓」が25日、釧路労災病院で開かれた。約80人が参加し、効果的な安否確認の方法や日ごろの備えのあり方などを探った。

 釧路市医師会や北海道看護協会釧路支部などでつくる釧路地域リハビリテーション推進会議が、震災1年を控えて初めて開いた。

 釧路管内の理学療法士や作業療法士、ケアマネジャーが参加した座談会では、電話がつながりにくい中、自宅にいる介護サービス利用者の安否確認を地域の民生委員と協力して取り組んだことや、国道や橋の通行止めの影響で、通所施設への送迎ができず、サービスを断らざるを得なかったことなどが紹介された。

 座談会に先立ち、講演した釧路地方気象台の谷内一弘・水害対策気象官は「高齢者や要介護者など災害弱者の避難や安否確認を素早く行うためには、日ごろから地域の町内会や民生委員とさまざまな場面を想定して話し合うことが必要」と訴えた。作業療法士の石田さえ子・同会議運営委員長は「災害弱者は電話や水道がつながらないだけで生死に直結することを強く意識することができた。災害直後の対応だけでなく、今後は震災から1年後の状況など、長期的な課題も考えていきたい」と話した。

課題はさまざまな分野で数多くあると思います。
一つ一つクリアして、今後の災害に備えたいですね。


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