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【産経】宝永地震はM9!? 静岡大教授が発表:日本地震学会にて

宝永地震とは、東海・東南海・南海地震の震源地になるとされる南海トラフ(海溝帯)で江戸時代(1707年)に起こった地震です。この宝永地震はマグニチュード(M)9クラスだった可能性が静岡大学防災総合センターの石川有三客員教授の研究で判明し、2011年9月12日、静岡市で始まった日本地震学会で発表されました。

宝永地震はM9!? 静岡大教授が発表  – MSN産経ニュース

 石川客員教授は宝永地震による震度分布と発生から1カ月間に余震が起きた地域の面積を東日本大震災と比べた。その結果、震度6だったエリアは宝永地震が590キロで東日本大震災の450キロを上回った。余震域の面積は東日本大震災の1・4倍だった。

 こうしたことから、石川客員教授は「宝永地震の規模はM9・1~9・3の大きさだった可能性が高い」としている。

石川客員教授によると「従来の宝永地震だけでも東日本大震災より大きな地震だった可能性がある。」とのことで、今後、新しい地震モデルを求めることより、宝永地震がどのような被害をもたらしたのか、実態を改めて調査検討し直す必要があるそうです。

宝永地震はこれまで、M8・6で西日本最大の地震とされてきたそうで、今回の研究成果は東海・東南海・南海地震対策に影響を与えるものと思われます。


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