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【河北新報】新種の藻がセシウム吸着 バイオマス研、伊達で除染説明会

バイオベンチャー企業の日本バイオマス研究所(千葉県柏市)は11月3日、福島県伊達市諏訪野地区の町内会の要請を受け、新種の藻を使った除染方法の説明会を開いたことが報道されています。説明会には住民約40人が参加したそうです。



河北新報ニュース 新種の藻がセシウム吸着 バイオマス研、伊達で除染説明会

同社によると、新種の藻「バイノス」の放射性セシウムの吸着能力は、従来の吸着剤ゼオライトの4~5倍。粒状に加工したバイノスを詰めた容器に、除染で発生した汚染水を通して使う。10分間で約40%のセシウムを吸着するという。
 土壌の除染では、液状にしたバイノスをスプレーで吹き付けて表面を乾燥させ、固めた後にはぎ取る。伊達市の住宅の庭で行った実験では、放射線量は毎時1.2マイクロシーベルトから0.7マイクロシーベルトに下がった。
 土壌を削る除染に比べ、作業中に汚染された砂ぼこりを吸う心配がなく、発生する汚染土も少なくて済む利点があるという。同社は、11月中の製品化を目指している

記事中のコメントにもあるように、魅力的な技術ですね。除染を希望するエリアでは、大変な苦労があることと思います。さまざまな方法が手軽に使えるようになるよう、早い技術進歩を期待しています。


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