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【富士山NET】富士山噴火想定し総合防災訓練

山梨県富士吉田市で11月3日、富士山噴火を想定した総合防災訓練が9年ぶりに実施されたことが報道されています。3月中旬に富士山の地震活動が活発化し、噴火の懸念が強まっているためで、警報発令から噴火までの手順を初めて確認するなど、より実践的な訓練を行ったとのこと。



富士山噴火想定し総合防災訓練 – 富士山NET

 富士吉田・鐘山総合グラウンドで行われた訓練には、市や富士吉田署、陸上自衛隊、東京電力など15の機関・団体から約300人が参加した。想定では、3日午前6時半に気象庁が噴火警報を発令。市は現地災害対策本部を設置するとともに、市民に避難準備を広報車で呼び掛けた。

 噴火後の訓練では、火山性地震により倒壊した家屋から、陸上自衛隊員が取り残された住人を救助する作業に当たった。重傷者は市立病院の災害派遣医療チーム(DMAT)が点滴などの応急処置をした。

 近隣5町村との連携を確認する訓練も行った。5町村の消防団に消火作業の応援を要請し、各消防団が放水した。また、5町村から救援物資が届けられた。

 富士山噴火を想定した市の防災訓練は2002年以来。3月15日に起きた富士山南麓を震源とする静岡県東部地震後に富士山周辺で地震活動が活発化したこともあり、富士山噴火時の対応を確認するため実施した。前回は噴火後の対応だけ訓練したが、今回は警報が発令されてからの手順も初めて確認した。

9年ぶりとのことですが、噴火後だけではなく警報が発令されてからの避難の訓練もあるなど、実際の噴火が現実味を帯びているのではないかと感じさせる内容ですね。


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