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【毎日jp】波ハザードマップ:吉田町、独自に作製進める--巨大地震想定<静岡県吉田町>

静岡県吉田町では、東日本大震災を踏まえ、町独自に1000年に1度の巨大地震を想定した津波ハザードマップの作製が進められています。9日には、監修している東京大地震研究所の都司嘉宣准教授を招き、町議や町民にマップの素案を公開し、デザインやレイアウトへの意見を募る検討会を開いたことが報道されています。



津波ハザードマップ:吉田町、独自に作製進める--巨大地震想定 /静岡 – 毎日jp(毎日新聞)

 4月の町長選で田村典彦町長は、国や県の新しい被害想定を待たず、町独自に津波ハザードマップを作製すると表明。当選後、田村町長自ら東大地震研に足を運び、都司准教授に協力を仰いだ。

 都司准教授のアドバイスで、1000年に1度の地震とされる明応東海地震(1498年)クラスの震災を想定した。同地震で起きた津波の痕跡記録や史料を基に、同町を襲う津波の高さを最大8・6メートルと算出。航空測量会社「パスコ」に地図作製を委託し、浸水深や浸水域、津波到達時間などを記載した。

 都司准教授は「今回のマップでは最大限の想定を行った。これを基準に津波避難タワーの建設や津波が来た際の逃げ方について考えてほしい」と話した。

 検討会に出席した町民からは「標高表示をもっとわかりやすくしてほしい」「川からの浸水についても記載してほしい」などの要望が寄せられた。

ハザードマップは30日に完成し、町民へは12月6日に各世帯ごとに配布されるそうです。


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