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【河北新報】被災の鳴り砂 健在アピール「2011年全国鳴砂サミットIN気仙沼」

2011年11月19日と20日に宮城県気仙沼市で開催された鳴り砂(鳴き砂)の浜の保全に努める全国10の団体や自治体が集う「2011年全国鳴砂サミットIN気仙沼」では、東日本大震災で被害を受けた東北の5団体の代表が震災後の状況を報告したことが報道されています。



河北新報 東北のニュース/被災の鳴り砂 健在アピール 気仙沼でサミット

 津波の直撃後、砂浜が大きく浸食されながらも鳴り砂が残っている状況は、各地にほぼ共通していた。各地で採取したサンプルを乳棒で「キュッ、キュッ」と鳴らし、健在をアピールした。
 各団体からは「浜の形や砂の量、生物の生態の変化などを継続して調べる必要がある」(気仙沼市教委)、「浜の回復は数十年かけて待つしかないが、松林の手入れなどできることをしたい」(はちのへ小さな浜の会)などの意見が出された。
 いわき鳴き砂を守る会は「放射性物質への懸念から海岸に人が近づかない。鳴き砂の大切さを子どもたちに伝えるためにも早く(こうした状況を)解消したい」と話した。

約100人の参加者は震災に耐えた鳴り砂を自然・文化的な遺産の象徴と位置付け、保護に取り組むことで一致したそうです。

津波に激しく浸食されつつも、耐え抜いた美しい自然を長く守っていきたいですね。


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