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【四国新聞】瀬戸内側、復旧拠点に/港湾施設の地震・津波対策

香川県高松市サンポートのかがわ国際会議場で開催された、港湾施設の地震・津波対策を協議する会議についてのニュースです。



瀬戸内側、復旧拠点に/港湾施設の地震・津波対策 | 香川のニュース | 四国新聞社

 東海・東南海・南海の3連動地震に備えた港湾施設の防災対策を協議する「四国の港湾における地震・津波対策検討会議」が7日、香川県高松市サンポートのかがわ国際会議場で開かれた。東日本大震災を教訓に津波対策を進めるほか、瀬戸内側の港湾施設を「四国の復旧拠点」と位置づけ、甚大な被害が見込まれる太平洋側へ物資輸送を行うことなどを盛り込んだ基本方針を大筋で了承した。

 基本方針では、最大規模の津波に対しては被害を最小限にする「減災」の考え方に基づいた対策を進めることを明記。その上で、四国は臨海部に都市機能や産業集積地が多いことを踏まえ、防波堤の耐震化や液状化対策などを進め、巨大津波でも壊滅的な被害を受けない「粘り強い港湾」の実現を目指すとした。

 県内では、人口が集積した高松市やエネルギー関連施設が集まる坂出市の港湾での対策の必要性を指摘している。

 一方、復旧対応では、陸上交通寸断を想定し、太平洋側と比べ津波被害が小さいと見込まれる瀬戸内側の港湾を、太平洋側への物資輸送を担う復旧拠点として対策を推進。早期の救援・復旧活動を行えるよう、耐震強化岸壁の整備を進めるほか、緊急物資を運ぶフェリーの活用策の検討も盛り込んだ。

 同会議は産学官の港湾、防災関係者ら約30人で構成。今後は基本方針をもとに、具体的な対策を定めた行動計画を来年度中に取りまとめる。

陸の交通網が寸断された場合に、海路は非常に有用となります。
地震・津波に強い整備をしていただければ安心ですね。


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