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【北國新聞】子ども防災力アップ 穴水町が「検定」導入

石川県穴水町は来年度、町内の全小中学生を対象に、震災や火災時に自分の身を守る能力を高める試験「キッズ防災検定」を導入することが報道されています。



子ども防災力アップ 穴水町が「検定」導入:北國・富山新聞ホームページ – 石川のニュース

 兵庫県ではNPO法人検定協議会(神戸市)が児童を対象にキッズ防災検定を実施している。昨年度は65校1万5725人が受験し、合格者1万4171人に認定証が発行された。

 試験問題は1、2年生用、3、4年生用、5、6年生用の3種類があり、地震や火災時の心得や適切な避難経路などを問う内容。各校が避難訓練時に指導する「押さない、走ら ない、しゃべらない、もどらない」を略した「おはしも」の意味を聞く設問などがある。

 穴水町では、奥能登広域圏事務組合穴水消防署員が検定導入を提案した。町教委は東日本大震災で、揺れが続く中で避難場所へ走って逃げた中学生についていった児童らが助かった事案を重視。児童の手本となる役割を期待し、中学生も対象に加えることにした。

 同町は来年度、検定協議会の検定をモデルに、試験問題と認定証を作成する。海に面した地域が多い同町の特色も設問に反映させたい考えだ。各校に穴水消防署員が出向き、検定内容に合わせて指導するほか、東日本大震災の被災地から講師を招くことも検討する。

東日本大震災で、「津波てんでんこ」の言い伝えのある岩手県釜石市の児童生徒が全員無事だったことなどに着目。能登半島地震の被災 地として防災教育を強化し、子どもたちの自衛力を高める。来年度予算案に事業費を盛り込むそうです。


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