減災.net ブログ » ニュース

【中日新聞】浜岡防波壁の掘削残土で津波避難場所:静岡県御前崎市

静岡県御前崎市が、中部電力浜岡原発(同市)の津波対策用の防波壁の掘削工事で出た土砂を利用し、市内沿岸部に住民の津波避難場所となる高台の整備を計画していることが報道されています。中電は土砂を無償で提供、運搬するなどして協力する。市は高台の規模や場所の選定を進めるそうです。



中日新聞:浜岡防波壁の掘削残土で津波避難場所 :社会(CHUNICHI Web)

 市内沿岸部は、避難可能な高層の建物が少なく、市は120人収容できる鉄骨製避難タワー(高さ12メートル)1基を約3千万円かけて建設するなどの対策を進めている。タワーは2月末に完成するが、地域住民を収容しきれず、新たな避難場所の確保が求められている。
 浜岡原発の防波壁は、海抜18メートルの壁を敷地の海側の1・6キロにわたって設置する計画。昨年9月に工事が始まり、現在基礎部分の掘削作業が進んでいる。中電によると、基礎が岩盤まで届くように最深部で地下40メートルほど掘るため、今年12月の工事完了までに10万立方メートルの土砂が出る。土砂には岩盤部の岩や土が含まれ、強固な高台の建造に利用できるという。
 石原茂雄市長は「タワーは高額で、見た目は市民の恐怖感をあおる。安心できる強固な高台を整備したい」と話している。

有効に利用できる高台で安心な環境が整備されるとうれしいですね。


Comments are closed.