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【日経ビジネスオンライン】“ディズニーマジック”は震災を克服した

東日本大震災で、株価に大きな影響を受けた株式会社オリエンタルランド。じわじわと復帰してきた業績には「ダッフィー」による人気もあるなど、その要因は興味深いものです。



“ディズニーマジック”は震災を克服した:日経ビジネスオンライン

 2月14日、日銀が予想外の追加金融緩和政策を行ったことで株式市場の流れは一変した。白川方明総裁から贈られた「バレンタインプレゼント」は、予想以上の威力を発揮している。昨年夏からの歴史的な超円高が後退し、円相場は先週、7カ月ぶりに1ドル=80円台と円安に動いた。これを受けて企業業績悪化の懸念は薄れ、株式市場では輸出関連株を中心に株価が大幅続伸。日経平均株価も9500円台まで回復した。今や世界のマーケットは日米欧の金融緩和政策の影響でカネ余り状態にある。投資家の物色意欲は円安の追い風を受けた外需関連株に向かっている。

 円安・株高となれば通常、内需株や食品株といった「ディフェンシブ銘柄」の動きは鈍くなりがちだが、着々と上昇を続けている銘柄がある。東京ディズニーリゾート運営などを手がけるオリエンタルランドだ。オリエンタルランドの株価は2003年につけたバブル崩壊後の最安値以降、6500円から7500円前後を行ったり来たりする動きを繰り返して「ボックス圏」を形成していた。しかし金融緩和発表を受けた2月15日に昨年来高値の8580円をつけている。10年近く続いたボックス圏を抜けたことが投資家の注目を集めている。

 もっとも、株価は東日本大震災前にも好業績を受けて8320円を付けていたが、震災を機に事態が急変。震災後約1カ月間もの長期休業に追い込まれたため、株価は6000円まで急落した。休園に加えてほぼ閑古鳥状態となった第1四半期(4~6月)の落ち込みをいかに補うかが投資家の関心となっていたが、ふたを開ければ大幅増益。2月3日に発表された2012年3月期第3四半期決算で2012年3月期の予想連結営業利益は過去最高の617億円と、中間決算時点から上方修正された。とりわけ、第3四半期(10~12月)の営業利益が大幅に増加したとされる。株価上昇が本格化したのはこの頃からだ。

パスポートの値上げのことにも触れられているなど、おもしろい内容です。
ぜひご一読を。


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