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【静岡新聞】震災想定し校内に”個人備蓄” 静岡・城内中

静岡県で、東海地震を想定した防災教育に取り組む静岡市立城内中での、災害時個人用備蓄品を入れた「スクールパック」を準備する取り組みが報道されています。

城内中は市の中心市街地に位置し、東海地震発生時には、生徒が帰宅困難になる可能性が高いと想定され、地震発生後は多くの地域住民らが校内に避難することも予想されています。災害時の混乱の中で、生徒が行政の支援に頼らずに自分の命を守る意識を高める必要があるため、2008年度からスクールパックの備えを続けているそうです。



震災想定し校内に”個人備蓄” 静岡・城内中 | 静岡新聞

 スクールパックに入れる備蓄品は水2リットルをはじめ、非常食のアルファ化米、作業用軍手、歯ブラシなど8種類。すべてPTA会費で用意した。生徒らは非常時は敷物として活用できる段ボール箱に、賞味期限を確かめたり、名前を書いたりしながら備蓄品を詰めた。最後に被災時を想像しながら書いた自分への励ましの手紙も入れた。
 準備を終えた荒井直弥さん(13)は「震災発生時、パニックにならず対応するには備えが大切。準備が自分の命を守り、多くの命を救うことにつながる」と話した。

防災担当の石原健一教諭(45)は「東日本大震災を受けて防災意識が高まった。生きる力を養い、さまざまな場面を想定して生き抜く強さを育みたい」とのコメント。

混乱の中、生き抜くには落ち着いて行動できることが大切です。このような取り組みにより、生徒ひとりひとりとそれぞれの家庭での防災への意識が根付くとおもいます。地域全体としての生き抜く力にも影響すると思いますので、このような取り組みがぜひ広がればいいなと思っています。


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