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【日経新聞】高層マンション、自主防災組織づくりが課題<愛知県名古屋市>

愛知県名古屋市熱田区の47階建て高層マンション「ザ・ライオンズミッドキャピタルタワー」で実施された防災訓練の模様と、課題についてレポートが掲載されています。



高層マンション、自主防災組織づくりが課題  :日本経済新聞

 「火災発生。エレベーターを使わず速やかに避難してください」。名古屋市熱田区の47階建て高層マンション「ザ・ライオンズミッドキャピタルタワー」の建物内にサイレン音が響き渡った。間髪を入れず、非常階段を駆け下りる約300人の住人――。

47階建てタワーマンションから屋外に避難する居住者(6日、名古屋市熱田区)
 今月6日、住人組織によって実施された避難訓練の様子だ。火災発生で停電したとの想定。46階から30分近くかけて地上にたどり着いた家族もいた。上層階に住む会社員の男性(38)は「1歳の長女を抱えて下りるだけで一苦労。外で被災したら自宅には戻れないと実感した」。

都市災害に詳しい防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実さんは「阪神大震災が起きた関西や、今回の東日本大震災で被害があった首都圏に比べ、中部圏の人々は危機感が薄い。都市型災害で必要となる自主防災組織などのソフト面の対策に力を注ぐべきだ」と指摘しています。

マンション独自の防災計画、自主防災組織づくりなどが身近な課題として感じられる記事です。ぜひご一読ください。


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