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【河北新報】12/2開催「慶長地震津波400周年シンポジウム」

東日本大震災の大津波と同規模だったといわれる1611(慶長16)年の慶長津波をテーマにした「慶長地震津波400周年シンポジウム」が12月2日、仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパスで開かれることが報じられています。

これまで理系の研究者の注目度は高くなかったが、歴史学の視点で再考察し、慶長津波から学ぶべき教訓を考える内容となっています。



河北新報ニュース 慶長津波の教訓に学べ あす東北大でシンポジウム

 研究拠点代表の平川新・東北アジア研究センター教授は「400年前に起きた慶長津波の評価が東日本大震災の前から違っていたら、『1000年に1度』的な捉え方でなく、津波想定や危機意識も変わっていたはず」と問題提起する。
 シンポジウムは津波工学の第一人者で、東北大災害制御研究センター長の今村文彦教授がコーディネーターを務める。
 慶長津波の再検証に当たってきた東北アジア研究センター・教育研究支援者の蝦名裕一さんが研究成果を報告。東大や東北大の地震研究者らと意見を交わす。蝦名さんら文系サイドからの報告を踏まえる形で、防災科学研究拠点の理系研究者が解析し直した慶長津波の地震規模も発表する。
 蝦名さんは「慶長津波は『慶長三陸津波』とも称されてきたが、甚大な被害は三陸にとどまらず福島県沿岸にも達していた。『慶長奥州津波』と名称の変更も提案したい」と話している。

シンポジウムは2日午後4時から、青葉山キャンパスの工学部中央棟大講義室にて、参加無料とのこと。
お問い合わせは上記記事に掲載されていますのでご確認ください。


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