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【MSN産経】三陸大津波 奮闘の村長、釜石の中学教材に<岩手県釜石市>

明治29年の三陸大津波で、負傷者の救済や村の復興に奮闘した唐丹(とうに)村(現在の釜石市)の元村長、柴琢治氏が、4月から同市の中学生用教材「郷土資料集」で取り上げられることになったことがニュースになっています。



三陸大津波 奮闘の村長、釜石の中学教材に 岩手 – MSN産経ニュース

 三陸大津波で、唐丹村は人口の57%にあたる1585人が死亡、特に柴氏の出身地である本郷地区では人口873人中769人が死亡する大惨事となった。

 村長も死亡し、役場も流失する混乱の中、医師として働いていた柴氏は村長職務管掌として村民を避難誘導し、自宅を開放して負傷者を救護。明治31年に村長に任命された。

 村の指導者らが復興費用の捻出に頭を悩ませている姿を見て、「自分の全責任で村の財政再建にあたる」と、村有林に隣り合う国有林を無断で伐採。膨大な復興費用をまかなった。

100年以上も前に災害に立ち向かった先人の生涯と精神を、東日本大震災を体験した子供たちに学んでもらうのが狙いとのこと。心に刻まれる教えになることと思います。


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