【標語】平成23年度「みえ防災標語」決定

三重県では、学校や家庭、職場などにおいて風水害や地震に対する防災意識の高揚を図ることを目的に、夏休みと重なる期間(平成23年7月1日(金)~平成23年9月2日(金))に募集していた防災標語の応募作品の中から、「みえ防災標語」を決定したそうです。

平成23年度「みえ防災標語」について

1 受賞作品
 
 小学校3年生以下の部
 ・最優秀賞
   高台(たかだい)に 何(なに)ももたずに まずひなん
   (三重大学附属小学校 2年 宮口 紗良さん)
 ・優秀賞
   ひごろから もしもにそなえて ぼうさいじゅんび
   (尾鷲市立尾鷲小学校 1年 林 来海さん)
 ・特別賞
   みんなでまもるみんなのえがお
   (志摩市立成基小学校 2年 平石 杏菜さん)

 小学校4~6年生の部
 ・最優秀賞
   ひなん場所(ばしょ) 家族(かぞく)で言(い)える 合言葉(あいことば)
   (松阪市立花岡小学校 5年 松浦 悠月さん)
 ・優秀賞
   大(おお)じしん とめるのむりでも 『そなえ』はできる
   (志摩市立国府小学校 4年 はま村 友渚さん)
 ・特別賞
   つ⇒つながりが な⇒仲間(なかま)を守(まも)り み⇒身(み)を守(まも)る 
   (志摩市立立神小学校 5年 中谷 愛瀬さん)

 中学生の部
 ・最優秀賞
   まず備(そな)え 助(たす)かる命(いのち) 増(ふ)やすため
   (桑名市立明正中学校 2年 南川 佳菜さん)
 ・優秀賞
   話(はな)しあい 備(そな)えて守(まも)る 家族(かぞく)の身(み)
   (桑名市立明正中学校 2年 加藤 大也さん)
 ・特別賞
   僕(ぼく)から 始(はじ)める 防災(ぼうさい)準備(じゅんび)
   (鳥羽市立加茂中学校 1年 北 稜介さん)

 一般(高校生以上)の部
 ・最優秀賞
   災害(さいがい)時(じ) 必(かなら)ず役立(やくだ)つ 地域(ちいき)の絆(きずな)
   (四日市市 篠原 有幸さん)
 ・優秀賞
   防災(ぼうさい)に 地域(ちいき)で取(と)り組(く)む 素敵(すてき)な町(まち)
   (津市 宮口 とし子さん)

横暴総数は824作品、作品作りには、家族での防災の取り組みを見直すきっかけとなったのではないでしょうか。平成23年9月25日(日)には、志摩市磯部生涯学習センターで行われた「みえ風水害対策の日」事業において、表彰式を行なわれたとこのと。今後、県民の皆さんの防災意識がより一層高まるように、様々なシーンで活用されるそうです。

【教育】防災教育支援推進ポータル – 地震調査研究推進本部

文部科学省で平成20年にスタートしている「防災教育支援事業」「防災教育支援フォーラム」の2つの事業において、この事業において開発した素材・コンテンツ等を発信・提供し、事例、情報などを紹介する情報発信、情報収集、情報共有のための「防災教育支援窓口」として設置されているポータルサイトです。

防災教育支援推進ポータル|地震調査研究推進本部

防災教育関連リンク
●内閣府防災(防災教育のページ)
●内閣府防災(みんなで防災のページ)
●国総研(防災出前講座)
●みんなでつくる被災地学校運営支援サイト(国立教育政策研究所)
●こども見学デー(文部科学省)
●全国生涯学習ネットワークフォーラム(文部科学省)
防災教育事例の紹介リンク
●兵庫県教育委員会(防災教育教材)
●東京都立三宅高等学校(三宅島火山の魅力)
●群馬大学大学院 災害社会工学研究室

上記のようなリンクが設置されています。

さらに、防災教育の先進的な取り組みについて、「防災教育支援推進プログラム/成果報告及び成果物(教材等)」として、これまでの報告、教材が参照できるようになっています。

【報道】「防災、エコ改修助成金制度」創設へ<山口県宇部市>

山口県宇部市は、昨年度実施して好評だった住宅リフォーム助成制度に代わり「住まいの防災、エコ改修助成金制度」を創設し、住環境の防災対策や環境負荷の軽減を図るとの報道がありました。

市が「防災、エコ改修助成金制度」創設へ – 宇部日報

 市は補正予算案の中に、助成金として5000万円を計上している。助成額は対象経費の1割で、上限が10万円。市内に本店を置く施工業者を利用して実施する住宅、工作物の改修工事が対象となる。テレビやエアコンなど家電の設置経費は除く。

開会中の9月定例市議会で上程されている一般会計補正予算案に盛り込まれており、可決されれば、募集を開始するとのこと。国が住宅エコポイント制度の復活を、第3次補正予算の要求項目に盛り込んでいるため、相乗効果による住環境の省エネ化や、立て替え、改修などの需要で地元での経済効果も見込まれているそうです。

【報道】四国4県の産官学会議で港湾の防災・減災を議論

 四国の港湾における地震・津波対策を話し合う産官学会議の第1回会合が2011年9月28日、高松市のサンポート合同庁舎で開かれたとの報道がありました。

 「四国の港湾における地震・津波対策検討会議」は、国の関係機関や四国4県、港湾関係者、臨海部の企業、四国の大学に所属する学識経験者などが参加しているとのこと。

港湾の防災・減災議論 四国4県の産官学会議が初会合  :日本経済新聞

 発生頻度の高い津波と、発生頻度の少ない最大クラスの津波の両方を想定。耐震岸壁や防波堤の整備といったハード面と、事業継続計画(BCP)の整備や避難対策の強化などソフト面の対策を議論する。

東日本大震災を受け、港湾の防災・減災対策の議論を進め、今年12月をめどに必要なハード・ソフト両面についての基本方針を策定し、その後、港湾の液状化について議論するそうです。

【報道】静岡県の「防災情報共有システム」はセールスフォースの「Force.com」で

静岡県の「防災情報共有システム」が、セールスフォース・ドットコムのクラウド型プラットフォーム「Force.com」を使用して構築され、7月に稼働を開始したことが報道されています。

asahi.com(朝日新聞社):セールスフォース、静岡県にクラウドプラットフォーム「Force.com」を納入 – e-ビジネス情報(提供:BCN) – デジタル

防災情報共有システムは、GIS(地理情報システム)、気象庁防災情報XMLフォーマット、携帯電話のエリアメールなどと連携。災害発生後72時間の救命・救助活動にあたっての道路やヘリポート、避難所、救護所に関する情報を、携帯電話から文字・GPS情報・写真などを付加して送信することができる。

クラウド型のシステムということであれば、災害時に甚大な被害があったとしても、システム・データなどは海外などの遠隔地のサーバにあり、システムは稼働する可能性が高いと思われます。

あってはならないことですが、起きるかもしれない東海・東南海大震災に備えて、新しいシステムが稼働することは、安心できることです。

【報道】防災について市長語るタウンミーティング – 神奈川県平塚市

神奈川県平塚市で、防災を議題にしたタウンミーティングの参加者を募集しています。

市長と防災談議 | 平塚 | タウンニュース 

市では市民と市長の対話集会「市長と語ろう ほっとミーティング」の参加者を募集している。日程は11月4日(金)19時〜21時(花水公民館)と、19日(土)13時半〜15時半の2回。

平塚市の「市長と語ろう ほっとミーティング」は、市民と協働で住みよいまちづくり進めるとして、今後のまちのあり方を市民と直接語り合うため、市長が地域へ赴き開催されているもの。

今年度は東日本大震災を受け、地震や津波など防災対策をテーマに実施されているそうです。なお、平成24年2月にも2回開催が予定されているとのこと。

東日本大震災以来、地域を災害から守っていけるよう、災害に強い町づくりに積極的に関わる機会が増えてきているのかもしれません。

【栃木県栃木市】伝統的建造物群保存地区指定に伴う防災計画のためのタウンミーティングを開催

栃木県栃木市では、栃木市伝統的建造物群保存地区(以下、伝建地区)指定に伴う防災計画のために、行政、住民、職能集団がざっくばらんに対話を積み重ねる場として、タウンミーティングを開催するそうです。

栃木市 第1回とちぎ蔵の街減災タウンミーティングのお知らせ

第一回の会場と日時
会  場:とちぎ蔵の街観光館2F多目的ホール
開催日時:10月12日(水曜) 18:30より

当日のタイムスケジュール
   18:30 小山高専苅谷校長より挨拶
   18:35 栃木市教育委員会より伝建地区指定のスケジュールの報告
   18:50 高山市教育委員会文化財課長西永勝己様からの講義
   19:50 質疑応答
   20:00 懇親会

主 催:とちぎ蔵の街職人塾、小山高専建築学科
座 長:河東義之(小山高専名誉教授)
後 援:栃木市教育委員会
期 間:2011年10月〜2012年1月の4回程度(平日の夜を想定)

第一回の講師は、岐阜県高山市教育委員会文化財課長西永勝己氏。高山市での伝建地区指定の歳の住民の合意形成過程で特に課題となったことなど、実際の経験をもとにした講演となるようです。

観光資源でもある歴史的な意義のある地区の保護では、災害に弱いであろう古い建造物をどのような状態で保存していくのか、住民の生活・安全をどう確保するか、深い議論が必要となります。自分の街でこのような議論がある際には、無関心ではなく、できるだけ参加して、災害への備えも十分にしながらの郷土の発展を考えて生きたと思います。